色々お絵描き帳

create-cg 色々屋清兵衛のお絵描き色々、紙の上の手描きからパソコンで加工、CGの作画、その工程とラフスケッチなど、高齢者のつぶやきです。

ヤマボウシの花が咲く

僻地暮らしには
野山を楽しむ他は無い。


好んで田舎暮らしをしているのではなく
生まれたところが過疎のド田舎だった。


都市に10年ほど暮らしたが
よんどころなしの事情で帰省した。


道すがら白い花が目についた。
ヤマボウシの花だと知った。



室生犀星の詩を思い出していた。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの
 そして悲しくうたふもの」


ふるさとは 離れてみて思うもので
情緒的に悲しむものだった。

それを 解かりながら帰省した。


「よしや 
 うらぶれて異土の乞食となるとても
 帰るところにあるまじや」


この意味を実感するのに
多くの時間は必要なかった。


その感覚では
時たま帰って来るのが良かったのだろうか。


帰っては、また傷ついて
また都会へ行くのが犀星風かな。


今、田舎暮らしがブームになりつつある。
Uターン、Jターン、Iターン、
私の場合は Wターンだった。


色々な田舎暮らしがあってよいし
また都会へ行くのも良い。


老いて今 奄美か沖縄へ行きたいと思うのだが。


そういうのは
何と呼べば良いのだろうか。


老いてから
知らぬ土地で
一人暮らしは厳しいかな・・



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