植物誌 キイチゴ
現実にある実物のありのままの姿を、
ありのままに描こうとする絵がある。
見えるものを見えるままに描こうと努める。
写実的とも説明的とも言うが、
写真のような絵という場合もある。
描く人が写実的に描きたいのだから
それに徹するのが良い。
作者の好みで描くのが良い。
そうした写実的な植物の描き方に
ボタニカルアートという分野がある。
その分野にも色々な描き方があるようだ。
私の場合、植物観察図という感じで描いたことがある。
これを描くために
植物の、葉のある状態を分解して観る
花の付き方、実の様子を観察してメモを採る。
とてもマニアックな作業で時間がかかる。
ので、4枚ほどしか完成できなかった(笑)
これを見た友人は
植物画ではなくて『植物解剖図鑑』と褒めてくれた。
そうか、
私は女性のヌードを描くとき
『女性解剖図鑑』として描くほうが良いのか
と思った。
・・・
猟奇的犯罪者として
間違いなく逮捕されそうな気がする(--;