色々お絵描き帳

create-cg 色々屋清兵衛のお絵描き色々、紙の上の手描きからパソコンで加工、CGの作画、その工程とラフスケッチなど、高齢者のつぶやきです。

20歳のころ (2)

そのころ
会社の仲間と3人で絵画クラブのような活動をしていた。
仕事が終わると倉庫の一角で油絵を描く。


倉庫で描くのならば
油臭いと言われなくて良かったし、
時間外であれば空き部屋の自由な使い方も許された。


会社の女性社員にお願いして
モデルになってもらった。
この頃は年上の女性との付き合いが自然と多かった。

スケッチや小品は
モデルへのお礼にプレゼントしたが、
大き目のこの作品は残っている。


その一部を切り取って
傷んだ部分などをCGで補修してあるが、
20歳のときの精一杯の絵が懐かしい。



3人だけで趣味で描く日々、 
私も画家に学ぶとか絵画教室へ行くとか、
専門的に学ぶことも無かった。


それゆえか?
完成というか 
筆を置くときが分からず、
この先を描き進めることもできなかったのが、
若さと独学の哀しさだった。


そして
一人が退職し、
自然のなりゆきで
いつしか3人の自主教室は消滅した。


やがて
私も他の仕事に就き
あまり向いているとは思えない営業係として
接客の仕事に追われるようになった。


時間に追われる日々
絵を描く余裕も考える暇もなく
油絵を描くことも無くなってしまった。


気がつくと
20代後半になっていた。




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