絵を描き始めたのは小学生の頃からだった。
それ以前は絵を含めて全ての記憶が無い(笑)
多くの子どもたちがそうだったように、
当時流行っていた赤胴鈴之助やビーリーパック、
鉄人28号、鉄腕アトムに没頭した。
本と絵が大好きだった子は
高校生のときに永島 慎二の漫画と出合った。
漫画家 永島 慎二(ながしま しんじ、1937年7月8日 - 2005年6月10日)
『漫画家残酷物語』『フーテン』などの作者
普通の漫画とは異なった魅力ある絵に引き込まれた。
COM、ガロ、などの本は田舎の本屋さんには売っていなかった(^^
取り寄せて、その異様な漫画の世界にはまり込んだ。
孤独な高校生には、うってつけの世界だった。
田舎の高校を卒業して町へ出て就職した。
給料は小説と絵の本を買うのに費やした。
漫画家や画家になりたいと思わなかったけれど、
仕事が終わると毎晩のように何らかの絵を描いていた。
18~20歳のころのイラスト・・・
絵を描くことが、孤独な青年の唯一の楽しみだった(^^;
そんな暗くて寂しい青年を見かねて
職場の先輩がクロッキー教室へ連れて行ってくれたのだった。
そして
初めてのクロッキーで女性のヌードを描いた(^^